悩んだり、行き詰ったりすることの前向きな意味
仕事、家庭、勉強、夢、なんであれ自分の思い通りにならないことがあると、一人ふさぎ込んでしまい、悩み、クヨクヨし、嫌な気持ちになり、視野が狭くなることがあります。
人間関係が絡む場合には、「なんであの人は、あんな言い方するんだろう」「どのように振る舞えばよかったんだろうか」等、過去を振り返っては、グルグル回ってしまう。
自分の努力が成果につながらないときも、「自分て才能がない」「どうしたら上手くいくんだろう」「もう面倒くさい」等のネガティブメッセージが脳内にリフレインします。
悩んでいるときは、すごい辛いんだけど、もしそのクヨクヨすること自体が、実は自分にとって前に進んでいると考えられたら、少しは心が軽くならないでしょうか。
ありきたりですが、やはりもがき苦しんだ先に、自分の成長があり、より明るい世界があり、自分として納得できる人生がある。そのプロセスにいるんだ!と思えるような考え方を習得するために、いくつかの言葉を紹介したいと思います。
憂鬱でなければ仕事じゃない
幻冬舎を創業された見城徹さんの格言です。著者は一日に憂鬱なことが三つ以上ないと心配になるとのことです。
その理由は、楽な仕事に成果はなく、憂鬱なことを通じてのみ大きな成長があると信じられているためでした。そして、そのような場面で必要なのが、腹をくくって飛び込むしかない。
一から出版社を作られたような方でも、日々憂鬱なことがあり、そのことを通じて人生を充実されていると知ると、勇気がもらえます。
大きな分岐点に立たされた時、人は、くよくよ考える。僕は、この時間が何より嬉しい。いや、嬉しいと思うしかない。
見城徹; 藤田晋. 『憂鬱でなければ、仕事じゃない』 (講談社+α文庫)
デジタルオリジナル合本『憂鬱でなければ、仕事じゃない』 『絶望しきって死ぬために、今を熱狂して生きろ』 (講談社+α文庫)
- 作者: 見城徹,藤田晋
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毎日がいき詰り
日本の実業家で石川島重工業・石川島播磨重工業社長、東芝社長・会長を歴任された土光敏夫さんの格言にありました。
日々、少しずつでも前に進んでいるとすれば、行き詰らないほうがおかしい、逆に言うと行き詰るということは、何かしらの成長が積み重なっていると考えられます。
行き詰った時、やっと次のステージへの挑戦の場に来たと、この言葉を思い出して気持ちを前向きにしたいです。
壁がないなんていうのは、問題意識がない証拠だよ。だから毎日壁にぶつかれとそういうんだ。
土光敏夫 信念の言葉 (PHP文庫).
迷いがなく生きているうちは、まだ子供
漫画です。エンゼルバンクという転職を扱った漫画に出てくるワンシーンで、心が救われました。
ドラゴン桜の主人公の弁護士のセリフですが、迷うということは、自己否定をしているということで、その自己との対峙の中で成長していると語られます。
迷いが生じている=ちゃんと自分を周囲を考えられている、成長の過程にいると考え、さらに1歩が踏み出せる気がします。
また、明日からも頑張ろう!