雑記でカタルシス

英語、生き方、法律、コミュニケーションなどを、焦らずゆったりと学ぶ記録

英語を多読する勉強法の効果を信じて


Marija / Mayastar

 

効果的と言われる英語の勉強法 「多読」

仕事の必要性に迫られて、旅行を楽しむため、世界中の人とつながるため、生涯学習、暇つぶし。。。理由は様々あるにしても、「英語力を伸ばしたい」と願い、勉強をしている人はたくさんいるし、自分もその一人です。

 

その際、どのような勉強法が良いか調べ、たどり着くものの一つに「英語の多読」がある。自分自身も、「本を読むのが好き」、「新しい情報を得るのが好き」、「読んでいる雰囲気が好き」という理由で飛びつきました。 

 

ただ、続けている中で「本当に意味があるんだろうか」と疑い始めて、結局その疑いを言い訳に勉強を止めてしまうという本末転倒プレーをしてします。

 

そんな時に、多読の効果を自身の成功体験をもとに説得してくれる書籍は、勉強継続のモチベーションになる。本日は自分が勇気づけられたものを紹介します。

 

 

村上式シンプル英語勉強法 - 村上憲郎

著者の村上憲郎さんは2008年までGoogle米国本社副社長兼Google日本法人代表取締役をされていた、バリバリ英語で経営責任を果たしていくことが求められる経験をされていた方です。

ということは、幼き頃から米国や海外で生まれ育った方かと思えば、帰国子女ではなく、留学経験もなく、生まれて初めて海外旅行したのは31歳。また、英語を本気で学ぼうと思ったのも31歳。そこから試行錯誤をしながら英語を習得し、シンプル英語勉強法を確立されます。

 

その基本原則は、

  • 必要なことしか、やらない
  • スクール、高額教材、勉強机はいらない
  • 勉強はお勉強ではない

というものです。

その厳選された必要なことの中に、「100万語読む」というものがあります。

 

まず100万語を目標に読む

本勉強法での読むことの目標は「日本語と同じように英語で読めるようになる」というものです。そのイメージとして以下の例示があります。

具体的で分かりやすいイメージとしては、たとえば東京から大阪まで出張 したとします。新幹線の中で『 ニューズウィーク』を読みました。新大阪 駅に着いて、読み終えた『 ニューズウィーク』をゴミ箱に捨てました。エスカレーターに乗ってしばらくして、「あれ、さっき読んでた『 ニューズウィーク』、日本語版だったっけ、英語版だったっけ?」と思い出せなく なるその レベルに達することです。

村上 憲郎. 村上式シンプル英語勉強法. ダイヤモンド社.

 

この状態になる最初の訓練が「100万語読む」ということ。これだけ読めば誰でもこの領域に達することができるというのです。小説で30冊、ノンフィクションで15冊の分量です。

 

その時の読み方が、「後ろに戻らず、息継ぎをせず、一定のスピードを課して読む」というものです。その狙いは、聴くときと同じ状況で読むことで、聴く力を伸ばす訓練にもなるというのです。

 

まさに、「英語をたくさん読む」ことが、英語力を伸ばす効果的な活動と言えると思います。

 

村上式シンプル英語勉強法

村上式シンプル英語勉強法

 

  

本物の英語力 - 鳥飼玖美子

鳥飼玖美子さんは同時通訳者でアポロ11号の月面着陸や大阪万博など大きな舞台でご活躍されている方です。

 本著書は、英語が苦手な人や、好きだけどなかなか上達しない方へ、以下の原則をもとにアドバイスしてくれています。

 基本原則 は二つです。

(1)ネイティブ・スピーカーを目指すのではなく、自分が主体的に使える英語 ─ ─「私の英語」を目指す。

(2)英語を覚えようとするのではなく、知りたい内容、興味のある内容を英語で学ぶ。

鳥飼玖美子. 本物の英語力 (講談社現代新書) 

 

先立つものは語彙(そのための多読)

そして基本となるのは「語彙」であり、8000~10000語は必要と指摘されています。どのようにして習得するのか?その鍵が「多読」ということです。

では、どうするのかといえば、回り道を覚悟して、ゆっくり着実に語彙を取り込むしか ないように思います。どうやって?英文を読むのです。それも、たくさん読むのです。読み方には「 精読」(intensive reading)と「多読」(extensive reading)の二種類が ありますが、自習では多読がお勧めです。

鳥飼玖美子. 本物の英語力 (講談社現代新書) .

 多読をすることを通じて、たくさんの文章に触れることで、語彙力が鍛えられるというアドバイスです。

 

本物の英語力 (講談社現代新書)

本物の英語力 (講談社現代新書)

 

 

 

実践中の経過報告

まだ、30万語程度の読書量だが、英語力向上につながる一ついい変化がありました。

 

それは、「洋書を読むことが楽しくなった」ということです。

 

だんだんと意味が取れるようになってくると、洋書を読んでる充実感、新しい知識の習得から、読むことが楽しくなってきました。その結果、英語学習において一番大事だと考える「学習の継続」に対するモチベーションが増えたように思います。

 

ただ、難しすぎるとやる気が失われる部分もあり、大まかにとらえられるが、所々知らない程度のレベルの本を読むのが、楽しくなってきています。

 

Rome was not built in a day