瞬発的我慢力のコツ － Grit力の向上

道は開ける

成長のために努力をすると、自分の努力を止めようとする感情が必ず現れます。

めんどくさいな。。。（次回もめんどくさくて、ずっとやらない）

今日ぐらいいいか。明日から！（明日もやらない）

ちょっとやったから、もういいか（せっかくエンジンかけたのにもったいない）

これって意味あるのかな？（意味あると思ったから始めたのに）

もっと他に効果的な方法があるはず！（方法探しだけで、一歩も進まない）

どうやらこれは、人間として今までと違うことをやろうとすると、人間の基本的な機能として発動するようです。

創造的無意識というのは、ルータイス一流の捉え方で、潜在意識の中でも自己イメージ と強く結びついた無意識を指しています。「 自分はこういう人間だ」というその人の ブリーフシステムが潜在意識化したものと考えればいいと思います。創造的無意識はその人に対して、自己イメージに見合った行動を強制的にとらせます。（中略）

温泉につかっている人間は、「体温が上がりすぎたから、ここで汗をかかなければいけ ない。体よ、汗をかけ」などと意識することはありません。何も考えることなしに、脳 が勝手に命令を出し、それによって発汗が起こり、体温を下げようとするわけです。これが、ホメオスタシスです。まったく意識することなく働くこの作用によって、人間は いまの現状を維持するよう、つまり平熱を維持するようつくられています。創造的無意識が人間にいまの現状を維持させるようにするのも、ホメオスタシスが働くからです。 つまり、自己イメージ から離れた状態から自己イメージどおりの状態に、無意識のうち に戻ろうとするわけです。

苫米地英人. 「言葉」があなたの人生を決める

そんな時に、とりあえず耐えてやってみると、「やっぱりやってよかった！」という爽快感と充実感が待っていますが、残念ながら毎回耐えられるわけではありません。

そんな中で、その瞬間の自分との我慢勝負の勝率を上げる方法を見つけました。

ダイエットのために走り出したけど、もう止まりたいな

痩せるためにジムに行き、トレッドミルに乗って走り出すものの、数分で「もうやめよっかな」と思ってしまうことがあります。

そんな時に自分の我慢力を高めるのが以下の方法です。

アップテンポで昔聴いていた曲を聴く

数年前、十数年前の音楽をYoutube等で聴きながら走ると我慢できることがあります。手順は以下です。

1. アップテンポの曲で体がリズムに乗るものをかける。
2. そのテンポに歩調が合うようにトレッドミルの速度を合わせて曲とシンクロする
3. 当時の思い出を考える。あの頃から自分は成長しているのかと突きつける。今の自分で当時好きだった子に会えるかと問う。あ～あんなこともあったなと後悔を思い出す。

あ～なんであの時！という感情で「わ～～～！」と叫びたくなりますが、そんな妄想をしているうちに数分間は走り続けていることに気づきます。そして、だんだんと体もあったまって、少し気持ちよく走り続けることができます。

走っている速度を落とす

これは、トレーニングとしてインターバル走*1をしている場合は使えませんが、体脂肪を落とすためにゆっくり走っているときに、「どうせ歩くくらいなら」と割り切って、走っている速度をゆっくりに落としてみます。

そうすると、発汗も進んで、気持ちよくなって、数分後にまたスピードを上げられることがあります。

もう寝る前だけど、間食したい！

昔聴いていた曲を聴く

曲を聴きながら、昔を思い出しながら、後悔を自分に突き付けて（略）。本当にそんな自分でいいのかというものを、感情に訴えてくるのが効くんだと思います。なので、曲でなくても写真とか、捨てられない手紙等でもいいかもしれません。

モノマネで有名な松村邦洋さんは、女性ファッション誌「CanCam」を読みながらダイエットをしていたようです。蛯原友里さんや押切もえさんが応援してくれていると自らを鼓舞するという利用方法です。

炭酸水を飲む

ノーカロリーの炭酸水を飲んで少し経つと、空腹が収まることがあります。レモン味がお気に入りです。お酒の代わりの喉越しとして飲むことで、飲酒を抑えることに成功することもあります。

飲酒をすると、我慢力が一気に９０％程減少するので、その先手としても意味があるかと思います。飲酒した後に、成長のために自分と戦うと、勝率はほぼZeroです。

[炭酸水]サントリー 天然水 南アルプス スパークリングレモン 500ml×24本

日々、努力を積み重ねれば、いつかは何かにたどり着くと信じで。

忍耐によって運命を支配できることを学びなさい。忍耐をすればするほど、あなたに返ってくる報いが確かなものとなることを知りなさい。いかなる偉大な業績も、忍耐強く努力し、待ち続けた結果としてもたらされるのである。

オグ・マンディーノ

*1:４００ｍや１０００ｍといった比較的短い決まった距離をハイペースで繰り返し疾走する練習法