雑記でカタルシス

英語、生き方、法律、コミュニケーションなどを、焦らずゆったりと学ぶ記録

生涯学習として予備試験の勉強をしてみる

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Law case

日々生活をするうえで、事あるごとに頭に浮んでしまうのが、「法曹」という仕事。なんでこんなに考えてしまうのかと思ったところ、4つの理由が思い当たります。

 

1.昔なりたいと思っていた

「やりたいことは特にない」というスタンスで生きているが、気づけば小さなころ、弁護士や検察官になりたいと思ったことがあったことを思い出しました。

理由は覚えていません。テレビドラマを見たのか、人生ゲームで給料が良かったのか、誰かに勧められたのか。

いずれにせよ、憧れていたということです。

 

2.定年のない仕事

日々、働いていると、いつか来る定年後が少し心配になります。定年後の自分に何ができるのか、目の前の仕事に全うすることで価値が高まるのか、老後もちゃんとご飯が食べていけるのか。

そんな時、定年がない仕事に思いを馳せてしまいます。

 

3.自分で選んだ仕事

自身の職業人生において、良いことも悪いこともありますが、結局最後は「自分で選んだ仕事だから責任を持て!」という気持ちになります。

ただ、本当に今の仕事を積極的に選んだのかということに、自信を持てない自分に気づいてしまうのです。

 

4.試験勉強が好き

昔から、試験勉強が楽しいと思っていました。ゴールが決まっていて、勝ち負けが明確で、ゴールに向かう戦略と、それを実行する精神力、さらにゴールへの距離が縮まる成長実感。試験勉強がRPGゲームのように楽しいと思えます。

であれば、せっかくの人生、難しい試験に挑戦してみるのも、趣味として面白いかと思ってしまうのです。

 

そんなことから、どうすれば司法試験に受かるか考えていると、予備試験という制度を使うことが、働きながらの勉強としては1択になるように思いました。

 

なので、予備試験とその対策について調べました。

 

  

試験の概要

法務省のページから実施日程を確認。

実施日程

1 試験期日
(1) 短答式試験
平成31年5月19日(日)
(2) 論文式試験
平成31年7月14日(日 ,15日(月))
(3) 口述試験
平成31年10月26日(土 ,27日(日))

2 試験地
(1) 短答式試験
札幌市又はその周辺,仙台市,東京都,名古屋市,大阪府又はその周辺,広島市又はその周辺,福岡市
(2) 論文式試験
札幌市,東京都,大阪市,福岡市
(3) 口述試験
東京都又はその周辺

 

5月に短答式=選択式の試験、7月に論文、10月に口述=面談式の試験があるようです。

 

合格率(平成30年度)

出願者数: 13,746人(前年13,178人)

採点対象: 11,055人(欠席や途中退席がいるため)

短答合格: 2,661人

論文合格: 459人

口述合格: 433人

 

合格点

短答式:270点満点で160点以上(合格者平均177.7点)

論文式:240点以上

口述式:119点以上

 

なお、最終合格者は19歳から64歳までいるようです。かなり幅広い=いろんな背景を持った人が受けていそうですね。面白い!

 

科目は、憲法、行政法、民法、民事訴訟法、商法、刑法、刑事訴訟法、一般教養となっています。論文には法律実務基礎科目(民事・刑事)という記載もあります。これはなんでしょうか。

 

サンプル問題を見てみると、

〔問〕 弁護士Lが依頼者Xから別紙【Xの相談内容】のような相談を受けたことを前提に,下記の各設問に答えなさい。

という風に、依頼人からの相談とそれに対する問いが記載されていました。初心者目から、実務を想定した基本的な法的思考力と処理能力を試しているような問題に見えました!なるほど。

 

何勉強すればいいの?

上記の通り、試験範囲と量は膨大なイメージですが、さらに要点を覚えたうえで、活用する力が求められるようです。ただ覚えて吐き出せばいいものでもなく、その勘所を習得するためにも、独学では無理という考え方もあるようです。

 

また、法律の勉強として、全体像を掴まないと細部の理解が難しいということもあり、全体を何度も回すことが効果的なようです。

 

そして、問題集についても、いろんなものに手を出すよりも、まずは過去問を完璧にできるようにすることが最も重要なように感じました。その際に、予備試験だけでなく、新司法試験、旧司法試験の過去問も、良い学習材料になるようです。

 

まとめると、以下4つが必要だということで、しっくりきました。

  • 基本的な知識の下地を、早く全体を見ながらつかんでいく
  • 過去問に早くから取り組み、何が問われているかを掴む
  • 過去問の中で分からない知識を、さらに復習することで補強する
  • 論文の書き方を習得する

 

となると、材料としては以下3つについて、各科目ごとに必要そうです。

  • 知識を入れるために回すテキスト
  • 過去問
  • 論文の書き方を学ぶための何か

 

予備校のものがよさそうですが、そこまで本気でもなく、生涯学習として緩く勉強してみたいので、もう少し書籍等を調べてみたいと思います。

 

この手の試験は、時間とお金を投じて、短時間で、本気で取り組むことで突破できるものだと思いますが、敢えて、お金もかけずに、のんびりと、趣味のように楽しんで、精神のために、勉強してみようと思います。(どこかでスイッチが入らない限りは)

 

新しいことを勉強してると世の中は怖くありません。
何もしないで、じっとしているから、怖くなるんです。

林家彦六